今回は『YOASOBI夜に駆ける歌詞の意味や解釈とは?何の主題歌かも紹介』と題してお送りしていきます。
2020年にブレイクしたyoasobiですが、期待していた紅白の出演がないので、がっかりしたファンも多かったのではないでしょうか。
小説をもとに音楽を作るという独特の手法で新たなスタイルを築いているユニットでもあり、今後の活躍がますます気になるアーティストでもありますね。
デビュー曲である「夜に駆ける」はYouTubeやストリーミングによる再生回数で数字を伸ばしていて、その人気の高さがうかがえます。
そこで『YOASOBI夜に駆ける歌詞の意味や解釈とは?何の主題歌かも紹介』についてお送りしていきたいと思いますので、最後までお読みいただけると嬉しいです。
Contents
YOASOBI夜に駆ける歌詞の意味や解釈とは?
#夜に駆ける の解釈、
タナトス説を、今教えていただきました!確かに!と思いました。
いろんな解釈があるわけで…
私は、自分が窮地の時に、もし自分好みの姿に化けた死神が現れても、誘惑に負けて死にたくない。命は一度しかないと思うから。
何度も負けそうになるけど、まだ、負けたくない。 pic.twitter.com/QCp2sDFEvx— ミルチェ🏎✨✨ (@chiepicopico) August 30, 2020
小説をもとに音楽を作るという目的で出来たユニットなので、それぞれの楽曲には元になる小説があります。
大ヒットを記録した「夜に駆ける」は星野舞夜さんの「タナトスの誘惑」という小説がもとになっています。
タナトス=死神のことで、これはつま「死」をテーマにした小説という事になります。
明るい楽曲からは想像もできない原作ですよね。
小説を元に作られているので、歌詞と小説にはリンクする部分がいくつもあります。
気になる歌詞の意味することとは何なのか、その解釈についてご紹介していきますね。
夜に駆けるとは?
タイトルの「夜に駆ける」というのは、死へと向かっていくことを意味しています。
小説の中での登場人物は自殺願望のある彼女とそれを助ける僕の二人のみというシンプルな設定で、曲の歌詞でも君と僕という二人しか出てきません。
自殺したいという暗闇の中にいる状態を、暗い夜と重ねているのではないかと考えられます。
「夜に駆ける」という表現は日々の暗闇から解放されることであり、それは終わりを意味していて、曲の最後でも死が表現されていますよね。
また小説の中で、彼女は僕と一緒だときっと夜空へと駆けて行けると信じています。
夜空を駆けて行って僕の隣で輝く星になりたいという彼女の願いからくる「夜に駆ける」という意味かもしれませんね。
君にしか見えない何かとは?
曲の中盤で出てくる君にしか見えない何かというのは、これはタナトス=死神を意味しています。
死神に支配されたものだけに見ることができるその姿を、最後には僕も見れるようになるのですが、彼女が僕のタナトス=死神だったのだと気づくのです。
ということは、僕は彼女と出会った時からすでに死神に支配されていたという解釈になりますね。
これは結構いろいろと考えることができるのですが、彼女が死神だったと考えると、彼女はすでに死んでいたという事も考えられます。
自殺しようとしていた彼女を助けた僕でしたが、実は死に対する欲動を抱えていて、自分でも気づかないうちに死神に支配されていたのでしょうね。
ただ彼女目線で書かれている部分でも死神が登場するので、僕の死神は彼女でも、彼女の死神はまた別にいて、二人で死を選んだのかもしれませんね。
終わりにしたいという言葉
彼女の「死にたい」という言葉に釣られて、僕も勢いで「死にたい」と口にしますが、実はその言葉を彼女は待っていたのです。
僕の中で隠れている死の欲動に気付いて欲しくて、彼女は自殺をする前に必ず彼に連絡を入れ助けに来てもらいます。
結局は自殺せずに終わるのですが、それはすべて僕の口から終わりにしたいという言葉を聞くための作戦だったのですね。
用意周到な死神らしい作戦だなと思います。
日々の生活の中で、順風満帆に行っている人なんて少なくて、誰しもがふとした時に終わりにしたいと思うことがあるかもしれません。
そんな心の隙間に死神は入り込んでくるのでしょうかね。
YOASOBI夜に駆ける何の主題歌かも紹介
🎤非常に難しい 😭
YOASOBIの夜に駆ける♪
曲を聴く分には良いけど
🎤カラオケで歌うには・・・
非常に難しい歌(^_^;)上手く歌える人は、とてもうらやましく思える今日この頃 pic.twitter.com/801DZ9Tvrl
— よしお! (@Yoshioyamanashi) December 27, 2020
大ヒットとなったYOASOBIの夜に駆けるですが、何の主題歌なのか気になっている人が多いみたいです。
ですが、実はアニメやドラマの主題歌として採用されてはいませんでした。
これまでのヒット曲というと、やはりドラマの主題歌などで聴く機会の多い曲というイメージがありますが、そうではないのになぜここまで大ヒットを記録しているのかが気になりますよね。
そこでYOASOBIの「夜に駆ける」が広がった理由を調べてみました。
TikTocやYoutubeで人気
ダンス動画として若い世代を中心に利用者が急増しているTikTocで、その人気に火が付きました。
死をテーマにした歌詞とは対照的なアップテンポな楽曲は、とてもリズミカルなのでオリジナルのダンスを踊って動画を撮る人が多く、若者の間で広まっていきました。
この他にも曲に合わせて口パクをしてみたり、実際に歌ってみたりする動画を撮る人も多くいて、いろんなやり方でこの曲をみんなが採用していたんですね。
TikTocで曲を使う場合というのは、主に歌詞に合わせた内容の動きやダンスなどの動画が多いのですが、この曲では形にとらわれず幅広いやり方で使われたことが、急激に広まっていった要因と言えますね。
この他にも、全世界で人気のバロメーターにもなっているYoutubeで、夜に駆けるは再生回数1億回という驚異の記録を出しています。
PVはもちろんですが、多くのユーチューバーたちによってカバーされて歌ってみた動画もたくさん見られていますよね。
現代のネット社会だからこそ生まれたヒット曲なのかもしれませんが、いずれにしてもこの人気はすごいですよね。
YOASOBIはネット発のユニット
ユニットにはコンポーザーのAyaseとボーカルの幾田りらの2人がいますが、いずれもソロとしてYOASOBIとはまた違う活動もしています。
ですが2人ともネットを中心に活動しているので、今回のこのヒットは当然と言えば当然なのかもしれませんね。
コンポーザーのAyaseは、機械の歌声で楽曲を製作するボーカロイドというジャンルで人気のプロデューサーで、これまでにもヒット曲を出しています。
ボーカルの幾田りらも別ユニットを組んでいて、Youtubeでカバー曲を定期的にアップしています。
そんなネットの世界を知り尽くした2人が作り出す楽曲なので、そこから人気に火がついたというのも納得ですね。
まとめ

「YOASOBI夜に駆ける歌詞の意味や解釈とは?何の主題歌かも紹介」についてお送りしてきましたが、いかがでしたでしょうか。
実際に夜に駆けるという楽曲を聴いてみて、タナトスの誘惑という小説を読んでみましたが、同じ内容でも表現する人によってこんなにも違う雰囲気になるのだなと思いました。
曲を聴いてみると小説が読みたくなるし、小説を読んだら曲が聴きたくなるという不思議な効果がありますね。
この曲がここまでヒットしたのは、楽曲の良さやそのコンセプトの面白さにあるのではないでしょうか。
「YOASOBI夜に駆ける歌詞の意味や解釈とは?何の主題歌かも紹介」を最後までお読みくださり、ありがとうございました。